次期神宮式年遷宮御用材伐採斧入式

 去る平成29年10月30日、岐阜県中津川市加子母裏木曽国有林にて斎行されました「次期神宮式年遷宮御用材伐採斧入式」に、裏木曽三つ伐り保存会の一員として弊社森林部の5名が杣人(そまびと)・補助員として奉仕いたしました。
 伊勢の神宮では、1300年以上も前から20年に一度、新しく御社殿を建て替え、御殿内にお飾りする御装束神宝を調製申し上げ、清らかな新宮へ大御神様にお遷り願う「式年遷宮」という、極めて厳粛にして重大なお祭りが執り行われます。
 このたびの斧入式は、次期式年遷宮にて使われる御用材の最初の伐採にあたるもので、10月28日の木曽郡上松町小川入国有林に引き続いて斎行されました。
 この儀式では、伊勢神宮の神職の奉仕により祭典が行われたのち、白作業着・白作業帽に身を包んだ杣人が「三ツ緒伐り(みつおぎり)」という伝統技法で御用材を伐り出します。
 斧入式当日は、北風の吹く中ではございましたが台風一過の晴天に恵まれ、樹高22メートル・胸高直径52センチメートル・樹齢約100年の檜の大木を三ツ緒伐りにて無事伐り出すことができました。また伐採後は、山の神に対して木の中間をいただいた感謝の一礼をする「鳥総立(とぶさたて)」もいたしました。

斧入式の様子

 斧入式開始前。青い衣装(素襖)と烏帽子を身をまとっているのは「小工(こだくみ)」。3名いる小工の中央が、このたび杣頭を務めた弊社森林部の所技術課長。小工を含めた6名の杣人が伐採を行い、他の者は伐採の支援を務める。
 忌斧(いみおの)を振り下ろす前に祈願する杣頭と小工。
 出番を待つ杣人ら。
 伐採前に参列者へ一礼する杣頭と杣人。
 杣頭の一振りから伐採開始。

伐採は順調に進み――

杣頭の「いよいよ寝るぞーー!」の掛け声の後、追いづるを入れ、つつがなく伐採を終えました。

斧入式を終えた杣人ら(左)と斧(右)。

 伐り出された御用材は、11月4日に中津川市付知町の護山(もりやま)神社にて執り行われた「奉迎送祭」、5日の中津川市本町での「御木曳(おきび)き」、そして15日に外宮にて執り行われた御用材を清める神事である「修祓(しゅばつ)式」を経て、神宮に納められました。

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